2006/02/28

いろいろ読んでます

発売されてから随分経っているのに、未だに売上ランキング上位に入っているリリー・フランキーさんの「東京タワー」。やっと読みました。母の友人が貸してくれたのだ☆長崎に持っていき、電車の待ち時間などに読んでいました。
リリーさんの半生を綴ったエッセイなのだけど、彼の家庭事情はとても複雑で(書き表せないくらい)小さい頃から苦労なさったんだなぁ…と思いました。だけど文章からはそんなに苦労したとは読み取れず、むしろ母と過ごした時間がとても貴重でいとおしいもの、みたいな感じで綴られています。とても良かった。本当にお母さんの事が好きだったんだな、と思いました。最後はもぅ涙、涙。電車の中で一人でグズグズやってました(恥)

次は女流作家アンソロジーの「female」古本屋で購入。小池真理子、唯川恵、姫野カオルコ、室井祐月、乃南アサという豪華作家陣。小池さん以外の作家さんの文章を読んだことがなかったのですごく楽しみにしてました。官能小説だしね。ウヒヒ(怪)
しかし、正直言って「なんだこりゃ?」って思っちゃった。官能とかあんまり関係ないのでは…。女の欲望とか生き方とか、そういうものが描かれているんだけど…正直…うーん、よくわからんかったです。 映画化されたので、映像として活きる作品たちではなかったかな、と感じます。
あたしとしては姫野カオルコさんの「桃」が一番好きかなな、と思います。唯川恵の話も印象的でした。豪華女流作家勢ぞろい!と心して読むとちょっと凹むかも。暇つぶしには、もってこい?
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2006/01/31

14歳は永遠だ

石田衣良さんの「4TEEN」。
ウチの学校の図書館って専門書が多く、小説はあまり置いてないんだけど、珍しく最近(?)の本があったので借りてきました☆石田さんの本を読むのは実は初めて。直木賞受賞作品。ずーっと「読みたいなぁ」と思っていたところだったので。

最初は「14歳…エロ盛りの中学生の話か」という印象だったけど、全然違った。4人の男子が織り成す青春小説。キャラクターが、とてもいい。勉強ができる子、病気がちの子、デブで陽気だけど、家庭に事情がある子、何の変哲もない中学生…の4人組。どこかちぐはぐ?だけど彼らの友情はまっすぐで、くだらないことで笑って、悩んで、事件に直面しても、真摯に受け止める。微笑ましいです。純粋に、いいなぁって思いました。男子の友情って、女子よりもサッパリしていて、どことなく熱い。

あたしが14歳の時は、こんなんじゃなかったよなぁ…。学校は好きだったけど、特に面白かったってワケでもないし、友達や自分のことで悩んだりすることはなかったような気がします。あたしがこの本を読んで「あぁ…いいなぁ」と思ったのは、このように友達や学校のことを想って苦悩する彼らが羨ましかったのかもしれない。

これ、舞台が月島だということで…去年の年末に遊びに行ったところですよ!駅前のマックとか、待ち合わせしたところだし(笑)隅田川とか、佃大橋とか、高層ビルのヴィジョンがはっきり思い浮かんで、ちょっと懐かしいような、嬉しいような、そんな感じです。
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2005/12/25

久々、江國さんの本!

江國香織さんの「いつか記憶からこぼれおちるとしても」を読みました。お友達にオススメされていた本でございます。女子高生達の話ということで、高校時代を思い出して読みましたよ。
江國さんは、日常のなんでもないことを、印象的に、鮮明に描くのがすごくうまい。風景がばっちり分かるし。同時に、高校生という微妙な心境を持つ女の子たちの変化ってのを垣間見ている感じで、ちょっとどきどきする。
あたしも女子校に通っていたこともあり、こういう雰囲気、すごくわかる。学校の中で見る友達は、ほんのごく一部の表面にしかすぎない。家に帰れば、それぞれの事情があり、様々な感情が出てくるのだ。あたしも、この本に出てきている女の子のように見られていたのだと思う。

彼女達の日常は、すぐに記憶からこぼれおちそうな、印象深いものじゃないんだけど、いつかふっと思い出すような、そんな話が詰まってます。
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2005/12/14

博士の愛した数式

小川洋子さんの「博士の愛した数式」を読みました。第一回本屋大賞に輝いた作品ということで、ハードカバーの頃からずーっと読みたかった本なのですが、「文庫になるのを待とう」ということになり(笑)先日やっと文庫化してくれました。

記憶が80分しか続かない「博士」と呼ばれる男性と、家政婦さんとその息子・ルート(√)の物語。本当の家族ではないけど、本当の家族より、深い深い信頼と愛情で結ばれているような気がする、それでも奇妙な関係を描いています。でも全然不自然でなく、ムダがないところが、小川さんの書き方のすごいところ。
数でしか人とコミュニケーションできない、そんな博士。身長や誕生日、靴のサイズ、さらには野球の選手の背番号を持ち出して数字を導き、数字の美しさを語る。普通だったら「数」とか「数学」とか聞くと「げぇ〜」って感じですが、博士の出す数字は、本当に美しい。数を通して人とつながりが持てる、という不思議な感覚が、とても心地よいです。博士がどんな風に素敵な数式を出しているのかは、読んでみて確かめてくださいマセ。

大切な人の記憶が80分しか持たない。永遠に自分のことを覚えることはできない。だけど、ずーっと博士の傍で、楽しく、信頼しあっているルートと「私」を見ると、あぁ…記憶が続かないなんてことは関係ないんだって思う。「私の頭の中の消しゴム」に「君の魂は、俺の中で生きている」みたいなセリフがあったけど、同じことかなって思いました。人が死ぬことは必ずやってくるものだけど、思い出って、死ぬことはないから。そうやって、ずーっと思い出の中に縛られて生きていくことはある意味辛いと思うけど、やはりそれが今まで生きてきた証だから、大切にしなければいけないものだと思います。そして、たとえ相手が自分のことを忘れたとしても、その「瞬間」をどのように過ごしたか、というのが、重要なのかもしれない。最近「記憶系」の本とか映画に弱いわ…

恋愛小説というか、人を慈しむ大切さを教えてくれる小説でございます。読み終わったあと、ほわぁっとあたたかくなる。あと、阪神ファンの人、おすすめー!!(笑)
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2005/11/30

おめでとう

川上弘美さんの「おめでとう」。新潮文庫の「大人が読んでいる文庫ランキング」で1位だったから、とても気になってて。これも近所の古本屋さんで買いました(100円☆)

この方の書かれる文章は、なんだかつかみどころが無く、ふわふわ漂っている。ほのぼのとした雰囲気の中に、ふいに訪れる切なさや悲しさが響く。ちょっと同性愛入ってたり、不倫関係の話があるんだけど、言葉がシンプルで、全然いやらしい感じがしない。うん、やっぱり大人が読むのかな。派手な演出はないんだけど、とても素敵な短編集でした。
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2005/11/21

どこにもない

原田宗典さんの「どこにもない短編集」を図書館から借りてきました。この方のエッセイは大好きで「文字でここまで笑えるのかーーーッ!!」と思ったくらい面白くて、電車やバスや人前では絶対読めない。小説や短編集をけっこう出しているのは知っていたけど、読むのは初めて。
これはSFのジャンルに入るのではないのでしょうか。なんとなく星新一さんのような、あり得ない不思議な世界。壁に穴があいていたり、街の人が誰も見えなくなってしまったりと…やっぱりSF。いつも面白おかしくエッセイを書いている人だけに、このような話を書いているということが不思議だった。SFって、苦手な分類に入るかもしれない。

その後、リニューアルしたレンタルビデオ屋兼古本屋に行って本を物色。ずっと読みたいと思っていた川上弘美「おめでとう」を購入。女性作家のアンソロジー小説「fimale」は、この次買おうっと。感想は随時アップしていきます。山田詠美さんの「姫君」、江國香織さんの「こうばしい日々」(再読)もアップしたいのだが、なんだかもぅ感想を忘れてしまった(馬鹿)
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2005/10/31

インストール

綿矢りささんの「インストール」読みました。17歳で文藝賞受賞を受賞した作品。先日文庫になったってこともあり、購入して読んでみました。ちなみに彼女の作品「蹴りたい背中」は読み終えてます。友達が「インストールのほうがヨカッタ」と言っていたのを思い出しました。そんなわけでずっと気になっていた作品。ちなみにこの画像はハードカバーのもの。あたしが買った文庫とはデザインが変わってます。
不登校の女子高生と、ひょんなことから出会った小学生が一緒にエロサイトでお金儲けしちゃう、非現実的なんだか現実的なんだか…な話。エロサイトの話とか全然分からないから、意外な世界を垣間見たようで面白かったです。高校のころに誰もが出会う自己嫌悪とか進学とか学校とか受験の悩みや葛藤を描写しているのがとても巧いなあ、と思いました。文章もとても読みやすく、学生にも読みやすい(悪く言えば、文章が幼稚、なのだが)エロサイトを主とした文学なんて、そうそうないだろうな〜と思ってしまった。あたしはこーいう世界、知らなかったので(笑)
でも、心に深く残る作品ではなかったな…読んだあとの印象もあまり残らなかったし。うーむ。新しい文学として、語り継がれていくのかな。

上戸彩ちゃん主演で映画化されましたが、それはどうなんだろう…映画化するほどのものでもないような気がするのだが。「ブームに乗せられて映画化しました!」感がする。
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2005/10/19

のだめカンタービレ

「のだめカンタービレ」て知ってます?クラシックブームの火付け役にもなった、クラシック漫画なんですが、これがもぅ面白くて母もハマってしまったという(母はピアノ講師なんですよ)クラシックをよく知らない人でも楽しめます。あたしも音楽科の学生なので、本に出ている人物を見て共感したり、情けなくなったり笑ったり…

主人公は変態ピアニスト・のだめ。彼女に振り回される天才指揮者・千秋のラブ(?)ストーリー。全体的にギャグマンガですので力が抜けます。こののだめは、自分の好きなように音楽を演奏していて、とても羨ましい。先生の言っていることを法律のように守らなくてはいけなくて、その中で自分の音楽を生み出していくっていうのはとても難しいことだと思います。だけどあたしは先生の言っていることや作曲家の意図を無視し、独自の世界を創り上げる傾向があるらしく(笑)メチャクチャ怒られます。どっちかっていうとのだめタイプ。

この曲にはのだめが作曲した変な曲が出てくる。千秋も作曲をしたり、作曲の勉強をするシーンもある。あたしの学校の友達で、卒業制作として曲や舞台シーンを作ってる人もいます。もう出来上がったー!という人も。うちも作曲したくて、直前まで制作をするか論文を書くかで迷ったのですよ(結局論文にした)
でも去年、極秘で作曲に着手していたことがあります。その名も

「4手のためのミラノダービー」(激爆)

その名の通り、2台ピアノでミラノダービーの様子を表現した作品を作ろうとした。1台はミラン、1台はインテルとして(笑)応援歌の旋律をモチーフとして組み合わせてダービーの熱狂を表現したかったんですが、あまりにもアホらしくて途中でやめました(笑)「ダービーの熱狂を表現」っつっても、これを表現してどうする?とツッ込まれて終わりだろうし。いつかイタリア現地でミラノダービーを生で観たらもう一回作るかもしれない。

そうそうCL、ユーヴェに土がつきました。さすがだぜバイエルン!
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2005/10/17

時代劇ラブ☆ストーリー

藤沢周平「蝉しぐれ」を読みました。あたしには珍しい、歴史モノ☆こーいう歴史小説は全然読まないんだけど。これ、映画化しましたよね。その特集をテレビで観ていたあたしに、父が「この本持ってる。読んでみるか?」と薦められてしまったわけです。「いや別に興味ない」と言うのはちょっと可哀想かなと思い、借りて読んでみることにしました。ちなみにこの画像は文庫のものなんですが、うちが借りたのはソフトカバー。
日本史は大の苦手なので、読めるかな〜と不安だったのですが、けっこうスラスラいけました。というか、友情・家族・恋の青春☆時代劇ってカンジかな(笑)主人公・文四郎と、隣の家に住むふくという女の子の淡〜い恋。ラストに胸キュン。切なすぎます。彼を取り巻く友人たちもいい味出してます☆この文四郎がとっても硬派でカッコイイんだよー!
しかし、日本史順応頭脳を持っていないため、派閥関係の問題や人物は後半に進むにつれ全くわかんなくなってしまったけどね(最悪)

風景の描写がとても美しく、写真をみているような感覚です。日本の四季って美しいんだな、と感じる文章。とても良かったです。映画も観に行きたいな〜
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2005/10/05

ジョゼと虎と魚たち

田辺聖子さんの「ジョゼと虎と魚たち」を読みました(ひぃ〜画像がデカイよぉ)これ、映画にもなったよね。妻夫木くん主演で。映画は観てないのですが、古本屋で100円だったものをゲット。
オトナの恋愛短編小説です。出てくる人たちはみんなちょっと変。だけど「わかるわかる!」という奥底の想いを巧みに描いています。
「ジョゼと虎と魚たち」は、車椅子で足の不自由なジョゼと、恒夫の純愛。ワガママで意地っ張りで口が悪くて、でも真っ直ぐな気持ちを持っているジョゼがとても可愛い。そんな彼女に振り回されて、楽しく過ごす二人。微笑ましい。ちょっとネタばれになるけど、幸福なことは「死」と同じであるという言葉がすごく印象的だった。二人で死んだようにお魚になっても、二人がいれば幸せだ、と思えること、普通のことだけどこんな風に思えるっていうのはなかなかないんじゃないかなぁ?
解説で山田詠美さん(大好きっ)がこんな風におっしゃっている。「田辺さんの小説の主人公はみな才能に恵まれている。その才能というのは人生をいつくしむ才能である」。もう2度と会わないと想っていた元カレから電話がかかってきてウキウキしたり、自分の妄想でバーチャル恋人体験を味わったり、気になってる男の子と罪悪感を覚えながら遊んだり、不自由な体を持っていても精一杯人を好きになったり。みんな、人生の一部である「恋」を大切にしている。壊れたものをそっと抱くような、そんな感覚。

これ、20年前以上前の作品なんですが、全然古臭くなく、男女の関係っていうのが今も昔も変わらないものなんだと思いました。関西弁が、イイカンジです。
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2005/09/27

文豪、読んでます

「昔の本を読んでみようキャンペーン」で最近手を出したのがなんと夏目漱石の「こころ」(笑)高校の頃、現代文の課題になっていたんですよ。生徒一人一人に「テスト範囲だから全部読め」と言われ(無謀)文庫本が配られたことを覚えてます。その頃、全く本を読まなかったあたしは「かったり〜めんどくせ〜」と嫌々ながら読んでいた記憶があります。
そして本を読むことが日常となった今、再び手を伸ばしてみたというワケです。内容も忘れていたし。新潮文庫の「こころ」は、超ロングセラーなんだそうです。

ていうかメッチャ面白いですよ(笑)昼ドラの愛憎激ってほどではないですが、先生の中で起こる恋の葛藤の描写が昼ドラっぽい。人の心境を言葉で表すのってすごく難しいと思うんですが、そこは文豪。言葉をうまく使って表してます。Kのもどかしい恋心もツボだった。暗くて寂しい恋愛小説…なのかな。ぐるぐる回る人々の「こころ」に引き込まれました。これからは「文豪を読もうキャンペーン」でも開こうかな。あんまり昔の小説って知らないんですよ。面白い話、ないかなぁ。
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2005/09/19

冷静と情熱のあいだ

過去の本を読もうキャンペーンで選んだ「冷静と情熱のあいだ」赤も青も一気に読んでしまいました。この画像は映画のものなんですけどね…
これが流行ったのは高校の頃で、江國香織と辻仁成が大好きだった友人の影響で本を読むようになった。映画も観に行った☆イタリアの雰囲気と、幸せな生活、そして心の中に潜んでいる過去の恋…オトナな恋愛小説。いろんな人に貸しまくってボロボロです。

「心というのはその人のいたいと思う場所にある」というセリフがある。物語の二人は過去の恋を忘れて幸せに過ごしているのだけど、本当に大好きだった人との約束を思い出してから、生活が変化する。次々と心境も状況も変わっていく二人、いたいと思っていた場所は、相手だったのかもしれない。Rossoは、イタリアのゆったりした、ちょっと気だるい生活感が現れてていいですよ〜v
個人的に赤→青で読むのが好き。ラストが救われるような気がする。

映画もしっとりしていて良かったです。やっぱ原作にはかなわないってトコはあるけど、キレイな映像と音楽が最高でした。チェロ演奏の場面で大泣き。何年ぶりかにこの本を読んだので、映画も観たくなったよ〜
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2005/09/08

標本屋さん

今読んでる本はコレ。小川洋子さんの「薬指の標本」。6月にちょこっとだけ載せたんだけど、ちゃんとした感想を書いてなかったなと思い…特別な思い入れがある本なので、再読。

思い出を標本にする、ちょっと不思議な仕事をしている男の人と、そこの標本室の事務員として働いている女の人のお話。自分の思い入れのあるモノを標本にしてください、という人が訪れる。標本にすることによって、忘れ去られることもなく、思い出すこともなく…永久にどこかに生き続けるモノになります。うまく言い表せないのだけど。とにかく文章がひんやりしており、時間がゆっくり流れ、不思議な感覚に包まれます。
同じ本に収録されている「六角形の小部屋」も同じく不思議。「薬指の標本」と同じくいえることは、自分の中の消し去りたい想いとか、残しておきたい想いを傍に置いておくのではなく、永久にすること…なのかなぁ…と感じました。これほど書きにくい本は初めてだ(笑)でもとても好きな本です。

フランスで映画化されるみたいですね。不思議で冷たくてちょっと残酷なところが、フランス映画の気だるい雰囲気にあってるかもしれない☆
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2005/09/05

恋愛小説ブーム

「世界で一番ロマンチックな海」鎌田敏夫さんの本です。この方はドラマの脚本を多く書かれている方なのね。
切なくて美しい恋愛の短編集。今話題の純愛がテーマ、かな。角田光代さんの本とか川上弘美さんの本を読んでからなので、ちょっと内容が薄っぺらいような気がしました。まぁ、仕方ない。印象深い話があまりなかったので、感想が書けません(最悪)

これからは本を買うことをやめ、積読されていた本たちを精一杯読んであげようと決心しました。文庫ケースを引っ張り出して、すごぉく昔に買った本をもう一度読み返してみようキャンペーン。昔とは違った感想を持つかもしれない。もし違っていたら、あたし自身が変わったってことか。それを知ることも楽しみだなぁ。
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2005/08/30

天国の本屋

松久淳&田中渉「天国の本屋」。ブッ●オフで100円で購入したもの(笑)映画になったってこともあり、とても気になっていた本。
突然現れたアロハシャツのじいさんに「天国の本屋で働け」と言われた男性の話。とっても素敵なファンタジーです。読み終えたあと、ほぅっとため息が出るような温かいお話。文字が大きいし、挿絵もついているので読みやすい。

思い出っていうのは、モノに込められているのかなぁ。この本では朗読することによってその人の思い出が蘇ってくる、みたいな感じなんだけど、確かにそうだよね。絵本とかは「あぁ…これ、お母さんによく読んでもらったっけなぁ」って思い出すことができる。あたしの場合、ちょっと特異な例だと「金閣寺」(三島由紀夫)高2のころの現国の課題だったんですが、そりゃあもう大嫌いで(笑)本屋でこの本を見ると「あぁ…テストで●点を取ったなぁ…」と思い出すものです(点数はヒドすぎて書くことができません)←笑

ちょっと先が読めてしまうところがありますが、ラク〜な気持ちで読んでみてください。読み終わったあとは、思い出深い本を探して、読んでみてください。
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2005/08/22

パイロットフィッシュ

大崎善生「パイロットフィッシュ」を読みました。これを読んだきっかけは、たまたま手にとって1ページ目をめくった時に飛び込んできたこの一文。

人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない。

多くの人と会って、影響を受けて、今の自分がいる。それは今まで会ってきた人が、まだ自分の中で生きている証。人間にとって、別れっていうのはないんだ…そんなことを考えさせられる小説。
自分から遠い人、どうでもいい人でも、少なからず自分に影響を与えている。日韓W杯の時、なぜ中村俊介が代表から外れたのか、という質問に答えていたトルシエ監督の話。
「ベンチで髪をいじっているシュンスケを、信用することはできなかった」
だらだらと髪を気にしている姿は不真面目な印象を与えていたということだったのです。それを観てあたしは髪をいじる癖をキッパリ治しました。人前に出る時は、トルシエ監督の言葉を思い出しつつ、髪をさわったりするのはやめようと心がけています。

まぁこれは極端な例だけど、些細なことでも色々な人の影響を受けて自分というものが成り立っているのです。自分が居る限り、自分に関わってきた人は死なない。記憶の中で生き続けていくのです。最後のほうは胸にくるものがあった。これを読んで、今まであたしと関わってきた全ての人にお礼が言いたくなった。ありがとう。これ、多くの人に読んでもらいたいな。
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十二国記

貸してもらいました。小野不由美さんの十二国記シリーズ「図南の翼」。あたしはこーいうの全然読まないんだけど、アニメの十二国記にハマり、たまたま本を持っていた彼氏に本を貸していただいた。字が細かくて、本も分厚くて「うあぁ〜絶対ムリ!」と思ってたけど、1日かけたら読めました。

12歳の珠晶が主人公。王になるのは私なのよ!と言っている気の強いお嬢様。「なんじゃこのガキ」と最初は思ったけど、彼女の気の強さや行動力は、王にふさわしいのかもしれない。人の意見を聞いて、自分の考えを変えていって、王の器を自分で作り上げていったのね。若いのに、たいしたもんだ。世界がどんなに苦しくなっても、何もしない大人、変えようとしたい少女。それで実際行動を起こしちゃうんだからスゴイ。

とても面白かったです。おすすめ☆あと2冊借りてます…はぁ…読みたい本がたくさんありすぎて困る…(涙)
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2005/08/20

センセイの鞄の中

「この文庫がすごい!」という雑誌の恋愛小説部門の1位だったので「ど、どんな恋愛なんだろう!(鼻息)」という興味から読んでみました。川上弘美「センセイの鞄」。ずーっと買おうかどうかためらってたけど、たまたま古本屋で100円で見つけ(笑)即購入。文庫本って何気に高いよね。

40目前のOL、月子と、もう70過ぎている、学校のセンセイ(カタカナ表記ね)だった男性との、大人の恋愛。派手な演出は全くありません。センセイはセンセイらしく、柔らかで一つ一つの言葉が美しい。何気ない毎日が、お互いの距離を縮めていく、ゆっくり温かい小説。

センセイがいつも持っていた鞄には、何が入っていたのだろう。読んで、感じてみてください。こんなに美しく切ない恋愛小説ははじめてかも。素敵でした。映画化されてるみたいだね。気になるけど、この恋愛描写は小説だからこそ活かされるんじゃないかなぁと思うけどなぁ。
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2005/08/18

女は旅するイキモノです

酒井順子さんの、OLと海外旅行についてのエッセイ「女の旅じまん」という本を読みました。面白かった!「あー、わかるわかる!」というシュチュエーションが多いデス。

例えば、マカダミアナッツチョコについて。
子供の頃、お土産で貰うマカダミアナッツチョコってすごぉく高級なイメージを抱いてたよね。それが今でもお土産の族者として君臨してるんですよ。だから、会社に配るのとか、親戚に配るのに最適とされているんです。みんながみんな、お土産にマカダミアナッツチョコを選ぶワケじゃないけど、その心理、わかる気がするでしょ?

あと「どれだけ危険な体験をしたか」で海外旅行ステータスが分かる、とか、飛行機での過ごし方、本を持っていっても面倒になって読まず、現地で読むハズもなく、結局は族物になっちゃいます、みたいな。実際あたしがそうだったから身につまされるわ〜。
働く女性のみなさん、これから海外に行こうと思っているみなさん、必読☆
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2005/08/07

シェル・コレクター


最近本の記事ばっかり書いてる気が…。yutaさんからのお薦め本「シェル・コレクター」という本を読みました。図書館で予約をしてゲット☆図書館の予約なんて始めてしたぞ…(笑)装丁がとてもきれい。

文章がキラキラしてます、という紹介文を頂いたのですが、まさに!と思ったよ。美しい…というか、ひとつひとつの言葉が宝石のようです。自然って、映像とか写真とか、自分の肌でしか感じられないと思っていたけど、これだけ豊かに自然の描写をされると、本当に自分がその中にいるかと錯覚を起こしてしまうような…なんか褒めちぎってるみたいですけど、マジな話。読んでいる間は、自然の偉大さとやさしさに引き込まれ、時間が止まります。訳者さんが良いのかもしれない。とにかく、「キラキラしています」まさにこれ。
「長い間、それはグリゼルダの物語だった」が好きかな。何があっても、どこで生きても、人生なのだ。変哲も無い人生なのだ。ラストに心が熱くなりました。

最近本をお風呂で読むのがブームです。今日も読むぞー(笑)
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